初級編③はオートフォーカスの設定についてです。どのカメラでも設定できるはずですが、設定方法はカメラによって違うので、マニュアル(ネットにもあるよ)を見るか、「メーカー名 型番 AF 設定」で検索しましょう!
AFモード
オートフォーカスはカメラによって機能がいろいろなので、設定方法をおすすめするのがとても難しいのですが、どのカメラで撮る場合も必ず設定すべきなのが、
AF-C(CanonはAF SERVO)
です。
カメラって、シャッターを半押しするとフォーカスが合いますよね。
でも、バスケのように動いている被写体を撮影する場合、半押ししたときにピントが合っても、次の瞬間には違う場所に移動してしまうので、ピントが外れてしまいます。AF-CのCはコンティニュアス=追従の意味で、半押しし続けることで被写体を追いかけてフォーカスを合わせ続けてくれるモードになります。
で、この設定どうやるの?って話なのですが、これは本当にカメラによっていろいろなので、「Nikon D7500 AFモード 設定方法」のようにメーカー名、機種名、"AFモード 設定方法"でググってください(笑)もちろんマニュアルにも書いてあります!
AFエリアモード
AFエリアモードはフォーカスを合わせる位置の決め方だと思っています。(厳密にはもっと複雑だと思うんですけど、複雑すぎてわからない・・・)
どんなカメラでもおすすめできるのが中央1点。フォーカスポイントを1点、かつ、中央に置く(自分で中央に設定します。液晶をタッチするかボタンで移動させる)方法です。
これはカメラの性能に頼らず、自分の腕でどうにかする方法(笑)
フォーカスポイントを1点(名前は各社違いそうですが、フォーカスの枠が一番小さいやつです)に設定した上で画角のど真ん中に固定します。
私は中央1点で撮っています*1。もしかしたらもっとラクな撮り方があるのかもしれませんが、D7500のAFモードを使いこなせていません(汗)
また、フォーカスは顔ではなく胸のあたりに合わせるようにしています。顔よりも動きが少ないような気がして狙いやすいです。気のせいかな。
特に、試合の一番始めのジャンプボールはついついボールに合わせたくなりますが、自チームの子の胸のあたりに合わせるのがGood。
ちなみに、最新のSony α7Ⅳとかだと、ロックした被写体をAIが追いかけ続けてくれるそうです。お値段30万円*2(!)この機能自体は下位機種にも搭載されているようですが、処理能力が低いのでバスケ撮影では追いつかないかもしれないとのことでした*3。
エントリー向けモデルではバスケの動きに自動的にフォーカスを合わせてくれる性能を持ち合わせているカメラはないのではないかなーと思います。
撮り方
AF-Cと中央1点を組み合わせた撮り方はこんな感じです。
- フォーカスの枠を撮りたい子に合わせる
- シャッターボタンを半押ししながら撮りたい子にフォーカスの枠が当たった状態で追いかける(ずっとフォーカスを合わせ続けてくれます)
- 撮りたいタイミングでシャッタを押し込む
私は半押ししながら追いかけるのが難しくて、次に紹介する親指AFを設定しています。
Tips:親指AF
親指AFとは、右手の親指あたりにある何かしらのボタンにAFの機能を割り当てるカスタマイズ設定をすることです。
AF-C+中央一点と組み合わせると、被写体を追いながら親指のボタンを押し続けることでフォーカスがずっと合っている状態をキープ。良きタイミングでシャッターボタンを押すという流れで、とても撮りやすいんです。
D7500の場合は親指付近にAE-L/AF-Lというボタンがあるので、このボタンに割り当てています。カメラの機種によって、親指の位置にボタンがあるか/そのボタンがカスタマイズできるかは変わってくるので、興味のある方は「メーカー名 機種名 親指AF」で検索してみてください(笑)
初級編のまとめ記事を作りました
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