今、ミニバス・バスケ撮影でメインで使っているレンズはTamronのSP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2(A025N)。このレンズの購入に至った経緯や感想などを書こうと思います。
やっぱりズームが欲しい
私が使っているAPS-C機では85mm F1.8はミニバス撮影には最適ですし、とてもいい写真が沢山撮れるようになりました。でも、やっぱりズームが欲しくなるんです。
はじめのころはフォーカスを合わせることで精一杯でした。でも、ある程度コツがわかってくると、肝心のシーンで画角からはみ出してしまったり、もう少しアップで撮りたいなというシーンがあったりして、ズームが欲しい気持ちがムクムクと沸いてきました。人間って欲深い生き物ですね(笑)
ネックは重さと値段
明るいズームレンズのネックになっていたのは、中古でも10万円というお値段と1.5kgという重さでした。
そもそも1.5kgという重さを使いこなせるのかという問題。さらに、ミニバス撮影専用になるだろうレンズに10万円も投資できるかという問題。この問題があったので、結局、2年以上悩みに悩むことになりました(汗)
購入の決め手
練習試合が増えて撮影機会が増えたことが大きいかな。あとは、もともと検討していたレンズではなく70-200mm F2.8の大三元レンズを検討しはじめたことが大きいです。大三元レンズというのは、各社が力を入れて作るズームレンズのひとつ。また、Bリーグの撮影で使う人も多いようですし、体育館でのスポーツ撮影と言えば一番始めに出てくるレンズのようです。
そんな感じで需要が大きいレンズなので、万が一使いこなせなかったら売却できるだろうなと思いました。
※もともと検討していたレンズはSIGMAの50-100mm F1.8。比較検討した内容については上級編②50-100mm F1.8と70-200mm F2.8で悩んだお話で書いています。
感想
撮れる範囲が広がった
エンドライン付近からでも反対側のゴールを写せるのはもちろんのこと、ズームできるようになったことで、子供達の表情にフォーカスして撮ることができるようになりました。特に私が好きなのがフリースローのときの表情。みんなめちゃめちゃいい顔してます。
また、85mmだと少しはみ出てしまうシーンも70mmで撮ることで綺麗に収まることも増えたような気がします。
AFも十分速い
純正の方がAFは速いという話ですが、私は全然気になりません。確かにNikon純正の85mm F1.8の方がAFが間に合わないシーンは少ないような気もしますが、誤差の範囲内かと。
ただ、遠くから近くにフォーカスを動かしたり、動かす距離が大きい場合は少しもたつくような気もします。
Tamronの柔らかい感じが好き
Nikonに比べて写真が柔らかい雰囲気になるような気がします。一般的にTamronは優しい雰囲気で撮れると言われているようなので、思い込んでる可能性もありますが(笑)
やっぱり重い。休み休み撮ります。
1.5kgの手持ちはさすがに重いですね。カメラ本体と合わせると2.2kgです。
私は基本的に床に座って撮るので、合間合間で床にカメラを置いて休んでいます。1階で立ちながら撮るのは無理かな・・・。2階なら手すりを使って支えればなんとか行けるかも。休み休み撮っていても、翌日は軽く筋肉痛です(汗)鍛えないとですね〜。
当初は一脚を使って撮影することも考えていたのですが、どうやら私の撮影スタイルには合わないみたいでした。ここはちょっと想定外(汗)
※2023.5追記※
半年ほど使ったところで、すっかり重さにも慣れてしまいました(笑)ただ、他の人に持たせると、「え・・・、重い」ってリアクションが返ってくるので、まぁ、重いんですけどね。
まとめ
少々重いのがネックですが、このレンズを購入したことで撮れる写真が格段に増えたので、結果としては大満足しています^^
また、このレンズを購入するにあたり、カメラやレンズについてめちゃめちゃ調べて、チームのママさんに少しだけどカメラの設定を説明できたり、こうやってブログを書こうと思える知識がついたことも良かったなと思っています。
ただ、子供達の頑張りを記録するという目的に対しては、若干過剰ですね(汗)完全に私の趣味の領域に入っているなと思います。記録という意味であれば、普通の望遠レンズでもよい写真は残せると思いますし、85mmの単焦点レンズがあれば十分すぎるほど綺麗な写真が残せますので、明るいズームレンズは誰にでもおすすめできるレンズではありません。
私はミニバス撮影が唯一の趣味と言っていいほど楽しいので、むしろ、いつも撮影させてくれてありがとうという気持ちで撮らせてもらっています。チームのみなさん、本当にありがとうございます!!
このレンズでの撮影方法(カメラの設定など)についてはこちらの記事にまとめています。
次の記事では、上で少し触れた50-100mm F1.8と比較検討して感じたことを書いてみようと思います。