上級編①ではTamronの70-200mm F2.8のレンズについて書きました。この記事では、ミニバス・バスケ撮影用に検討していたSIGMAの50-100mm F1.8との比較を書こうと思います。
SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM
85mm F1.8で撮影している2年間、欲しいなーと思いながら購入に至らなかったのは70-200mm F2.8ではなく、SIGMAの50-100mm F1.8でした。
50-100mm F1.8という焦点距離と明るさは、ミニバス撮影のためにあると言っても過言でないほど。もともと85mm F1.8のレンズで撮っていたこともあり、50-100mmなら今はみ出てしまうシーンが綺麗に収まるし、もう少し遠くも写すことができそうだなぁと思っていました。
このレンズもお値段は中古で10万円ほど。重さも1.5kg。
ただ、この金額と重さにチャレンジしようと思うほど、劇的な違いがないかもしれないなというのも正直な思いでした。
70-200mm F2.8
バスケの撮影で検索をすると、まずおすすめされるのが70-200mm F2.8のレンズ。ただ、これはフルサイズで70-200mmなのかなと思います。
実際に私が使っているのはTAMRONのこのレンズ。
フルサイズで70-200mm F2.8がちょうど良いのであれば、APS-CだとSIGMA 50-100mm F1.8がちょうど良いのかもしれません。
APS-Cの50-100mmはフルサイズ換算だと75-150mm相当、F値に関しても、フルサイズに比べてAPS-Cの方が少し暗くなってしまうので、F2.8よりF1.8の方が良いかもしれません。
こう書いてみると、APS-C機には50-100mm F1.8の方がよさそうに思えるのですが、私は70-200mm F2.8を購入しました。
70-200mm F2.8を選んだ理由
撮れる絵の幅を広げたかった
せっかく10万円の投資をして、2kg以上のカメラを持って撮影するのであれば、劇的に何かが変わって欲しいなと思いました。50-100mmではそれほど劇的な変化がないような気がしたんです。70-200mmであれば、望遠側がかなり伸びるので、撮れる写真のバリエーションが増えるのではないかと思いました。
大三元レンズへの憧れ
もう一つは純粋に大三元レンズへの憧れです。
純正には手が出なかったのでサードパーティ製ではありますが、なんとなく「大三元レンズ」を使ってみたかった。ただのミーハー(笑)
ちなみに、SIGMAの50-100mmもArtというシリーズで、SIGMA最高峰の描画をしてくれるレンズらしいです。正直こっちも気になる(笑)
フルサイズへの憧れ
今使っているカメラはAPS-Cですが、いつかフルサイズを使ってみたいなという漠然とした憧れがあります。SIGMAの50-100m F1.8はAPS-C専用なのでフルサイズでは使えません。なるべくAPS-C専用のレンズを増やしたくないという思いもありました。
感想
焦点距離
私は70-200mmにして良かったなと思っています。
実際、100mmを超える焦点距離で撮影している写真も多く、子供達の表情にフォーカスした写真が撮りやすいので、とても満足しています*1。
F値
ごくごくたまにではあるものの、F2.8では足りない体育館もあります。
幸い、私のカメラは高感度に強く、ISO12800くらいまでなら全然許容範囲であることがわかったので、ISOを上げてしまえば良いのですが、F1.8だったらなぁという気持ちがチラつかないといえば嘘になります。
↓この日の体育館は本当に暗かった・・・
明るさが不足する場面がある点については、大会など大事な試合の日は85mm F1.8も持って行くことで解決しようと思います。ちょっと荷物は増えちゃいますけどね。
まとめ
どんな体育館でも明るく綺麗に撮ることを優先するのであれば、SIGMA 50-100mm F1.8がおすすめ(ニコン用とキャノン用があります)、撮れる絵のバリエーションを増やしたいのであれば70-200mm F2.8がおすすめです。APS-C機ではF2.8では不足することもあるので、高感度に強いカメラだと安心だと思います^^
上級編のまとめ記事です↓
*1:ちなみに、ズームした状態で動いている子供達を追いかけるのは、めちゃめちゃ難しいです。すぐに画角からいなくなってしまう・・・