過去に初級編・中級編・上級編と3つに分けて自分のバスケ撮影の機材・設定の道のりをまとめていますが、あれから2年ほど経ち、最近はほぼマニュアルで設定することが多くなってきたので改めて設定をメモしておこうと思います。

カメラ:Zf
レンズ:NIKKOR Z 70-180mm f/2.8
SS1/800、F2.8、ISO4000
機材
使っているカメラとレンズはこちら。
こちらの記事で購入の経緯など書いています↓
設定
カメラを変えたことでISOをマニュアルで設定することが多くなったのと、AFエリアモードもシングル以外を使うようになりました。
■撮影モード
Mモード(マニュアル)。カメラのダイヤルをMに設定します。■シャッタースピード
1/800。中学生をコートサイドで撮影する場合は1/1000にすることもあります。■F値
F2.8 または F3.2
ISOが6400を超えなければ3.2、超えてしまう場合は2.8にしています■ISO
2000〜6400(マニュアルで設定)。ただし、暗幕なしの体育館で晴れたり曇ったりする日はオートにします。■AFモード
AF-C■AFエリアモード
ダイナミックS/ダイナミックM■ホワイトバランス
オート(白優先)■その他
・フリッカー低減ON
・無音シャッターOFF
・美肌モードON(弱め)
・アクティブDライティングON(標準)
撮影モード、F値、シャッタースピード、ISO
マニュアルで設定することが多いです。
ミラーレスだと撮影時の設定が液晶やファインダーに反映されるのでISOをマニュアルで設定することへのハードルが下がりました!
SSは1/800。F値はできれば少し絞りたい(F値を上げることで描写が良くなります)ので、まずは3.2にしてISOを調整します。
体育館は場所によって光の当たり方が違うので、中心の明るいところと端の暗いところの両方を見てみてほどよいところに設定します。
オートだと床の反射や窓が画角に入ることで写真の明るさが定まらないことがあったのですが、マニュアルで設定することで、写真の明るさが安定しました。
ただし、暗幕なしの体育館で外の天気が安定しないときはオートにしています。
AFモード、AFエリアモード
AFモードはAF-C。
AFエリアモードは今のところダイナミックSが一番撮りやすいように感じます。
3Dトラッキングも結構優秀なのですが、審判や他の選手が被ってしまうと見失ってしまいます。私も3Dトラッキングに甘えて油断しているので、トラッキングが外れてしまったときに瞬時にAFを合わるのが難しく後悔することが多いです(笑)
結局、ダイナミックSで集中して撮影した方が撮り逃しが少ないです。
ホワイトバランス
普段は「オート(雰囲気を残す)」に設定しているのですが、バスケの撮影時は「オート(白優先)」にしています。黄色被りすることが多いので少しでも黄色の要素を減らしたいという思いで「白優先」です。
その他
美肌モードとアクティブDライティングをONにすると、編集なしでいい感じに撮影できるのでおすすめです!
Zfで半年間バスケを撮影した感想
Zfを購入して半年ほど経過しました。
見た目は可愛いし、性能は申し分ないし、高かったけれど本当に買って良かったと思えるカメラです。グリップがなかったり、設定はカメラ上部のダイヤルを見ないと変更ができなかったりと、バスケなどのハードな撮影には向かない機種かなと思っていましたが、あまり困ったことはありません。
ただ、ファンクションボタンがもっと沢山あればAFモードの切り替えを割り当てたいなぁとか、
U1〜3のダイヤルがあれば、バスケ用、スナップ用、集合写真用みたいな感じで設定を登録しておけるのになぁとか、
グリップを付けたとしても他の機種のグリップ感にはかなわないなぁとか
少しだけ思うことはあります(笑)
また、Zfにして唯一困っているのが焦点距離。
大会の決勝などが行われる市民体育館などでは、180mmだとコートの反対サイドがとても撮りにくいです。DXクロップをすれば撮れないことはないのですが、長辺が4Kを下回ってしまうのでこれ以上トリミングしにくくて困っています。現状は、場所を移動して手前側のみ撮影するようにしています。ただ、反対サイドでのディフェンスの様子も撮りたいんですよねぇ。
ということで、コートサイドで撮影する際は70-180mmの焦点距離はピッタリなものの、市民体育館はAPS-C機で換算105-270mmで撮りたくなります。。
ニコンにもAFの速いAPS-C機があればなぁ・・・。
次回に続く(?)


