ミニバスを撮ろう

カメラもバスケも知識ゼロから始めたママのミニバス&バスケ撮影ブログです。小学生、中学生のバスケ撮影のTipsをご紹介しています。

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中級編②明るい単焦点レンズの描写に惚れる

中級編②は、明るい単焦点レンズを使うと一眼レフカメラでのミニバス・バスケ撮影(というか体育館でのスポーツ撮影)が劇的にラクに楽しくなりますというお話です。

 

85mm F1.8

私がミニバス撮影に使っているのはこちら。焦点距離85mm、F値1.8の単焦点レンズです。

Nikon AF-S NIKKOR 85mm F/1.8G

このレンズ、とにかく良いんです!

体育館での撮影には明るいレンズが必要っていうのも納得。

明るく撮れるのはもちろんなのですが、このレンズで撮った写真はとてもクリアで美しく写るような気がします。

 

ちなみに、なぜズームができない単焦点レンズにしたの?と疑問に思われる方もいらっしゃると思うのですが、ズームができる明るいレンズはめちゃめちゃ高いです。そして重い。最低でも10万円超え、重さは1.5キロくらいになります*1。写真が趣味というわけではない子育て世代が気軽に購入できる感じではありませんよね(汗)

 

単焦点レンズなら、半額の5万円くらい、重さも500g以内。それでも高いし、キットレンズよりは重いですけど・・・。ということで、私はこのレンズ1本で3年ほど撮影をしていました。

 

主要3社の85mm F1.8のレンズ

Nikonの場合は、85mm F1.8のレンズが比較的手を出しやすい価格、かつ、APS-Cのカメラでミニバス撮影をするのにちょうど良い焦点距離だと思います。Canonもソニーも同じように85mm F1.8の単焦点レンズが5万円前後でありそうです。

ちなみに、レンズを購入する際は、カメラとレンズをつなぐ部分(マウント)のサイズがあっているかを必ず確認してくださいね。ソニーはEマウントが主流だと思いますが、CanonとNikonはこの数年で変わってきています*2。上に貼ったものは少し前まで主流だったものになります。

 

レンズは中古市場も活発なので、使いこなせなかったら売却しちゃうという逃げ道(?)があったのも購入の決め手になりました。

 

85mm単焦点で撮れるシーン

APS-Cで85mでミニバスを撮影するとどんな感じになるかというと、まず、カバーできるのは半面くらいだと思ってください。そして、こちらのライン付近まで近づいてくると画角からはみ出します。でも、はみ出しちゃってる写真も私は結構好きです。

中級編①で書いた通りセンサーサイズによって同じ焦点距離のレンズでも写る範囲が異なります。フルサイズだと130mm前後のレンズ、マイクロフォーサーズだと75mm前後のレンズが同じような感じだと思っていただけると良いと思います。

ゴール寄りで撮影する場合

シュートシーンやゴール下の攻防を撮るのに最適です。写せるのはセンターライン付近まで。それ以上遠いとさすがに厳しい。反対側ゴールのディフェンスシーンを撮る場合は誰かひとりにフォーカスして撮るというより、全体を撮る形になります。表情までは写りません。

ちょうど良い大きさで写せる範囲のイメージを作ってみました。このくらいの範囲を出てしまうと、ちょっと小さくなってしまう感じ。

トリミングしてしまっているのでわかりにくいですが、レイアップのシーンです。実際はしっかり手とボールまで写っています。ゴール付近はかなり撮りやすい位置。

カメラ:Nikon D7500
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G
SS 1/800, F2.2, ISO3200

 

センターライン付近で撮影する場合

比較的コート全体を写しやすいですが、オフェンスは後ろ姿が多くなってしまいます。速攻やディフェンスはとても撮りやすい位置です。

 

2階から撮影する場合

1階からより少し小さく写ると思っていれば大丈夫です。混んでいなければ比較的自由に動きやすいので、自分が移動しながら撮るのがおすすめです。ちょっと小さめに写るので、個人的にはもう少し長い焦点距離のレンズで撮りたくなります。

 

85mm単焦点のデメリット

デメリットについても3点ほど書いておきます。

1. スナップや集合写真は撮れない
試合以外のスナップや集合写真は撮れません。別のレンズを持って行かないといけないので少々荷物が増えます。

 

2. 近くに来るとはみ出てしまう
上にも書きましたが、近寄ってきてしまうと確実にはみ出ます。ただ、はみ出るほど近くに来ると背景がよくボケるので、雰囲気のある良い絵がとれます。私は背中のショットとか結構好きです。

 

3. 縦横の切り替えが難しい
ゴール下は横だと全身が入りません。ということで、ゴール下は縦で撮るのが必須。でもディフェンスやドリブルなどは横の方が撮りやすいです。切り替えがなかなか難しい。

 

まとめ

ズームができないので自分が動く必要はありますが、とにかく綺麗に写るのでこのレンズ1本で2年以上ミニバスの撮影をしていました。今はズームレンズを使っていますが、バスケは展開が速いのでフォーカスを合わせながらズームに気を配るのはなかなか難しいです。

まずは単焦点レンズでピントを合わる&連写で良いシーンを撮れるようになるのがミニバス撮影を楽しむための秘訣かなと思います^^

 

このレンズでの撮影方法についてはこちらの記事にまとめています。

enjoymbphotos.hatenablog.com

 

次の記事ではF1.8のレンズでのピントズレを軽減する方法について書いてみようと思います。

enjoymbphotos.hatenablog.com

*1:ソニーのEマウントであればTamronの70-180 F2.8のレンズが810g!このレンズが使いたくてソニーに乗り換えようと思ったほどです。

*2:CanonはEFマウント(一眼用)からRFマウント(ミラーレス用)へ。NikonはFマウント(一眼用)からZマウントへ(ミラーレス用)。紹介したレンズはCanonはEFマウント、NikonはFマウントです。